体の悩みを抱えた方に
スポーツをお勧めすることはよくあります
ですが、そもそもスポーツはそもそも良い事ばかりではありません

一例として筋力を鍛えるときに筋肉に負荷をかけると
筋繊維は部分断裂を起こします。

部分断裂した筋繊維にたんぱく質が作用して
断裂以前の太さ以上に回復する事を超回復と言います。

きちんと管理すると筋繊維は順調に増えていくのですが、
忘れてはならないのは、筋繊維は一度部分断裂している事です

部分断裂した筋肉を回復させる時間を与えずに
さらに部分断裂するような負荷を掛け続けたら
故障するのは想像に難くありません。





ですので、負荷のかけ方一つ取っても
適切な管理が必要なのですが、
ついついそこに気づかず故障に至ってしまうことは非常に多いのです。

では、スポーツにおけるカイロプラクティックの役目は何かというと
最大のメリットは姿勢と体幹バランスの調整ということになります。

そもそも利き腕が存在する時点で
体幹バランスは少しづつずれる傾向にあります。
スポーツを行っている時は日々の生活以上に
身体の能力を限界近くまで使います。

普段は気にならないバランスの違いがスポーツ時には
大きく気になることが多々見受けられます、
そういったバランス不調を直すのが
カイロプラクティックのメリットかもしれませんね。

普段の運動時の不調が出ても「そのうち治るから」という理由で
すぐに専門家の相談などをせずに放っておいてしまう場合が多いです、
お気持ちは分かりますがあまりお勧めはできません。

身体の不調を放っておいて
治しながら練習するのは非常に難易度が高く
結局怪我が治り切らない状況で練習を続けるうちに
選手の道を断念するケースを僕は何度も見ています。

近年は指導者、アスリート共に
体調の重要性を考えてくれるようになりましたので
以前に比べて全然良くはなりましたが、
それどもまだまだ認識不足のケースが多々見られます。

大人の場合は自分で管理できますので
「自己責任」と言っちゃってもいいと思うのですが、

子どもの場合は大人の役割が重要です。
「成長痛」や「オスグッド病」などの
言葉は見られるようになりましたが、
言葉のみが一人歩きをしている状況で。
正しく認識できている人は少数ですし、
正しく対処出来ている人はさらに少数です。

我々大人たちもかつては子どもでした、ですが記憶というのは曖昧で
大人になってみるとかつての事は忘れてしまうんですよね。

ですので、ついつい子どもは体に不調をきたすとは思わなくなりがちですし、
身体の不調は放っておけば回復するものだと勘違いしてしまうのです。

ですがよく思い出してみると
中学校のクラスメートで腰の痛みに困っていた人はいましたし、
自分自身の身体の不調に困っていた人も少なくは無いと思います。


ハッキリ言ってしまうと大人と子どもの不調の原因に全く差はありません
ですから子どもも大人と同じように肩こり、腰痛、姿勢の歪みは出ます。

ですが、子どもの方が大人より回復力は高く柔軟性も高いので
回復スピードは全然違いますし不調再発までの時間も子どもの方が長いです。

ただ、子どもの回復力にも限度がありますので
回復のスピード以上の負荷を掛けてしまうと
当然のごとく不調につながる訳ですね。




大人の場合は自己管理ができるので
ちゃんと状態を確認しながら運動と回復のバランスを見つつ
運動するのが大事です。

ただ子どもより回復が遅いので無理を掛けすぎると
想像以上に回復に手間が掛かってしまいます、
常に少し余裕がある状態で回復に努めるのが体調不良にならないコツですね